傘だけじゃない!飛んでいくのは庭のアレかも?台風前にやっておきたい外構チェック術 #column

「台風って、結局、傘がひっくり返るくらいでしょ?」なんて油断していませんか。
実際には、飛んでいくのは傘だけではありません。カーポートの屋根、庭の鉢植え、自転車、果ては物置までもが強風にさらわれることがあります。ニュースで「飛んできたトタン屋根が隣家を直撃」といった映像を見ると、まさに現実はフィクションよりドラマチック。

外構やエクステリアは、家そのものより台風の影響を直撃しやすい部分です。しかも「普段はそこまで気にしてない場所」だからこそ、劣化や緩みが放置されがち。いざ台風が来たときには「え、まさかコレが?」という物が飛んでしまうのです。

そこで今回は、台風前にやっておきたい外構・エクステリアの点検ポイントと補強方法を、わかりやすく整理しました。ちょっとした確認と手入れで、数十万円規模の被害を防げることも。まさに「転ばぬ先の杖」、いや「飛ばぬ先の点検」です。

この記事を読めばわかること

  • 台風で外構やエクステリアが受けやすいダメージの種類
  • 台風前に必ず見ておきたいチェック箇所
  • 補強や応急対応の具体的な方法
  • 普段からのメンテナンス習慣が生む安心感

1. 台風でやられやすい外構・エクステリアの実態

強風や豪雨は、普段は何ともない部分を急に“弱点”に変えてしまいます。特に気をつけるべきは次のポイントです。

  • カーポート・テラス屋根
     ポリカーボネート板や波板は風圧で外れやすく、「巨大な凧」と化して飛んでいくリスクがあります。
  • フェンス・門扉
     支柱が劣化していると、風にあおられて倒れることも。倒れたフェンスが隣家に寄りかかる…なんて事態も。
  • 物置・倉庫
     アンカーボルトでの固定が甘いと、強風でゴロンと横転。中の荷物まで散乱してしまう可能性があります。
  • 庭木・植栽
     枝折れや倒木は、建物の破損や隣家への被害につながります。電線にかかれば停電の原因にも。
  • 飛散物(鉢植え・自転車・ガーデン家具など)
     普段はインテリアの一部でも、強風下では「飛ぶ凶器」。ベランダのプランターや庭のテーブルが舞い上がると非常に危険です。

要するに、「固定されていないもの」「劣化しているもの」は台風に弱い、ということです。

A city street with a truck parked on the side of it

2. 台風前にチェックすべきポイント

具体的にどこを見ればいいのか、項目別に整理します。

カーポート・テラス屋根

  • ボルトやネジの緩みはないか
  • 屋根材にひび割れや欠損はないか
  • 支柱の根元にぐらつきがないか

フェンス・門扉

  • フェンスのパネルが外れかかっていないか
  • 蝶番やヒンジの動作がスムーズか
  • 支柱の基礎部分にサビやひび割れがないか

物置・倉庫

  • アンカーボルトでしっかり固定されているか
  • 扉の開閉に不具合はないか
  • 屋根部分にサビや浮きはないか

庭木・植栽

  • 枝が電線や隣家にはみ出していないか
  • 幹に亀裂や腐食はないか
  • 倒れやすい細木は支柱で補強されているか

飛散物(鉢植え・自転車・家具など)

  • 移動できる物は屋内に避難させる
  • 雨ざらしの家具は固定ベルトやカバーを使う
  • 自転車はスタンド任せにせず、ロープなどで結束

これらは「台風前夜に慌ててやる」のではなく、予報が出た段階で順に済ませておくと安心です。

3. 点検後にできる補強の実践方法

点検して「ちょっと怪しい」と思ったら、簡易的でも補強を行いましょう。

  • ボルト・ネジの締め直し
     100円ショップの工具でも十分。ゆるみが被害拡大の大きな要因です。
  • 支柱まわりの補強
     モルタルで根元を固め直す、補強金具を追加するなどで安定感が増します。
  • 屋根材の固定
     劣化が進んでいるものは交換を。応急的には補修テープで補強するだけでも効果があります。
  • 植栽の剪定
     枝を軽く落とすだけで風の影響は減ります。切った枝は忘れずに処分しましょう。
  • 飛散物の回避
     ブルーシートで覆う、室内に避難させるなど、とにかく「風に乗せない工夫」が重要です。

4. 普段からのメンテナンス習慣

台風が近づいてから慌てるのではなく、定期的にメンテナンスをしておくと安心です。

  • 半年に一度の外構点検
     春と秋に見直せば、台風シーズンの備えがスムーズに。
  • 小さな劣化を軽視しない
     「ちょっとサビてる」「少し傾いている」…その“少し”が大きな被害の分岐点になります。
  • 業者の定期点検を活用
     施工業者のアフターサービスを利用するのも有効です。専門家の目で確認してもらえば安心感が違います。

まとめ

台風の被害は「想定外の場所」から起きることが多いものです。しかし、事前に点検と補強をしておけば、多くの被害は防げます。

外構やエクステリアは毎日見ているようで、実際には細かい部分まで観察していないケースが多いのです。だからこそ、今一度目を向ける価値があります。

台風一過の青空を、安心して眺められるように。次の台風シーズンが来る前に、ぜひ一度「家まわり総点検」を実行してみてください。

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