えっ、家の予算600万円オーバー!?“その理由”、打ち合わせの中に隠れていました#column
この記事を読めば分かること
- なぜ注文住宅は、気づくと予算オーバーしているのか?
- 追加費用が発生しやすい“あるあるパターン”
- 削ってOKな部分と、絶対削っちゃダメな部分の違い
- 予算内で後悔しない家づくりをするための3つのコツ
はじめに
「この家、私たちにはもう無理かも…」
夜9時、ダイニングテーブルに広げた見積書を前に、ため息をつく夫婦。子どもたちは寝静まり、部屋にはエアコンの音だけが響いている。
最初の予算は3,000万円。けれど打ち合わせを重ねるうちに、見積もりは3,600万円に。いつの間にか、600万円も増えていたのです。
「たった“ちょっと”を足していっただけなのに…」
「もう何を削っていいのか分からない…」
こんなふうに、気づかないうちに予算がどんどん膨らんでいくのは、実はとてもよくある話。でも、それを防ぐ方法はちゃんとあります。
この記事では、「どこでお金が増えていくのか?」「どうやって予算内で理想の家をつくるのか?」を、わかりやすく、具体的にお伝えします。

なぜ注文住宅は、予算オーバーしやすいの?
原因1:「最初の見積もり」がすべてじゃないから
最初にもらう見積書って、正直“ざっくり”してることが多いんです。建物の本体価格は書かれていても、実際にはそれ以外にこんな費用がかかります。
- 地盤が弱ければ → 地盤改良で+150万円
- 駐車場やフェンスなどの外構 → +100〜150万円
- 火災保険・登記・引越し費用 → +50万円以上
つまり、「建てるだけ」のお金と、「住めるようにする」ためのお金は、まったく別。これを知らないまま家づくりを始めると、予算オーバーはほぼ確実です。
原因2:「ちょっと良い物」に心が動くから
ショールームで、実物を見たときの感情って本当にすごいんです。
「このキッチン、めちゃくちゃ使いやすそう!」
「このお風呂、ホテルみたいで素敵…」
そんな“ちょっといいもの”は、たいてい標準仕様じゃありません。変更すれば費用が上がります。
- キッチン変更 → +30万円
- お風呂変更 → +40万円
- トイレ変更 → +10万円
- フローリング変更 → +20万円
「せっかくだから…」を積み重ねた結果、100万円以上の差になるのも普通です。
原因3:「ついでに…」が積み重なっていくから
打ち合わせをしていると、アイデアがどんどん出てきます。
「収納、あと一か所つけようか」
「照明、ダウンライトにしたいな」
「壁にニッチを入れるのっておしゃれだよね」
どれも素敵だし、便利。でも、そのたびに3万、5万、10万と費用が追加されます。
気づけば合計100万円超え。打ち合わせ回数が多い人ほど、こうなりやすいんです。
予算オーバーを防ぐための3つのポイント
1. “全部叶えたい”を捨てて、優先順位を決めよう
注文住宅は、“選べる”からこそ危険です。「あれもこれも」と欲張ると、キリがありません。
だから大事なのは、「家族にとって何が一番大切か?」をはっきりさせること。
たとえば…
- 家事がラクな間取り → 最優先
- お風呂の広さ → 標準でOK
- 壁紙のデザイン → あとで変えてもいいよね
こんなふうに「ここだけはこだわる」「ここは控えめにする」とルールを決めておくだけで、予算のブレはグッと減ります。
2. “家の本体価格=予算”ではないと知ること
家づくりでかかるお金は、本体だけじゃありません。住めるようにするためには、いろんな費用が必要です。
- 外構(庭・塀・駐車場)
- 地盤調査・補強
- 火災保険・登記
- 家具・家電の買い替え
たとえば、予算が3,500万円なら、「建物に使えるのは2,800万円まで」と逆算して考えるのが正解です。
3. 自分たちだけで決めず、プロに相談する
ずっと家づくりのことを考えていると、判断が難しくなります。だからときには、建築士や住宅アドバイザーなど、第三者に冷静なアドバイスをもらうのが大事。
「ここ、無理にグレード上げなくても大丈夫ですよ」
「これは後から追加できるので、今は保留でOKです」
そんな一言で、ムダな出費が防げることもあるんです。
削ってOKな部分・絶対削っちゃいけない部分
削ってはいけない!
- 断熱性能 → 快適さに直結。冬寒くて夏暑い…はつらい。
- 耐震性能 → 命を守る部分。コストをかけるべきところ。
削ってOK・後からでもなんとかなる!
- 壁紙やフローリングの色やデザイン
- 照明や棚などの細かい設備
これらは、あとからDIYやリフォームでも対応できるので、今すぐにこだわる必要はありません。
まとめ|予算内で“自分たちらしい家”をつくろう
注文住宅は、夢をカタチにできる一方で、気をつけないと「お金の不安」に追われてしまう世界でもあります。
だからこそ、「こだわるところはこだわる」「妥協できるところは割り切る」というバランス感覚が大事なんです。
完璧な家じゃなくていい。
あなたと家族が「ホッとできる場所」「ムリなく暮らせる場所」をつくること。
それが、本当に満足できる家づくりなんじゃないでしょうか?
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